あなたが飲んでいるお茶はどこで作られいますか?
『生産地まではわからない』
『京都が有名だから、京都のお茶なんじゃない?』
普段飲んでいるお茶なら、是非とも生産地を知っておきたいですね。日本人としても日本茶の事を知っておくと、ちょっとした時に話のネタになります。
お茶の種類によっても生産量は異なりますが、日本で一番飲まれているお茶は煎茶です。
結論から申しますと、煎茶を一番作っているのは静岡県です。ちびまる子ちゃんでも有名ですね。
日本三大銘茶にも静岡茶が入っています。
今回は日本茶の生産量と地域について紹介していきます。
日本茶の生産量推移
2018年時点での日本茶生産量は年間9万トン前後です。
平成14年ごろからのデータになりますが、大きな変動はなく横ばいとなっています。
昭和50年は約10.5万トン、その後は減少しましたが平成16年にはまた10万トンを超えました。
日本茶の栽培面積推移
一方、栽培面積は減少しています。昭和50年代は6.1万ヘクタールありましたが、平成28年には4.3万ヘクタールまで少なくなりました。
お茶農家の高齢化や後継者不在のため、廃園が進行しています。
生産量が維持できているのは、お茶農家が大規模化し生産効率が向上しているためです。
栽培面積ベスト5!
まずは栽培面積をみてみましょう。H28年のデータとなります。
- 静岡県:17,400ヘクタール
- 鹿児島県:8,520ヘクタール
- 三重県:3,000ヘクタール
- 京都府:1,580ヘクタール
- 福岡県:1,550ヘクタール
静岡県が圧倒的な差で優勝です。2位の鹿児島県の倍以上あります。
静岡県がメインで作っているお茶は煎茶です。その中でも深蒸し煎茶が多数を占めます。
三重県と福岡県はかぶせ茶、京都府は玉露と碾茶の生産量が多いです。
玉露・煎茶・番茶の生産量ベスト5!
続いて、お茶の種類別のランキングです。H19年のデータとなります。
玉露の生産量ベスト5
- 京都府:148トン
- 福岡県:96トン
- 静岡県:11トン
- 熊本県:8トン
- 愛知県:3トン
さすがお茶の発祥地の京都ですね。高級とされる玉露の生産量が1位です。
それにしても、この生産量を見ると玉露の希少性がよくわかります。
お茶の年間生産量は約9万トンです。それに対して300トンも作られていません。
わずか0.3%!
一度は玉露を味わってみたいものですね。
関連記事:玉露の入れ方は温度が決め手|煎茶の水出しでも旨味たっぷり!
煎茶の生産量ベスト5
- 静岡県:30,400トン
- 鹿児島県:17,900トン
- 三重県:4,080トン
- 宮崎県:3,130トン
- 福岡県:1,700トン
煎茶の生産量1位は静岡県でした。日本で一番飲まれているお茶は煎茶です。
普段私たちは、静岡県産のお茶を飲んでいる確立が高いわけですね。
静岡茶の特徴は深蒸しです。通常の蒸し時間よりも長くすることで、渋みや苦みを抑え、色の濃いお茶を淹れることができます。
番茶の生産量ベスト5
- 静岡県:8,330トン
- 鹿児島県:5,530トン
- 奈良県:943トン
- 三重県:805トン
- 京都府:677トン
番茶の生産量も静岡県が1位でした。番茶とは、新芽を収穫したあとに伸びてくるお茶の事です。
そのまま飲まれることもありますが、ほうじ茶の原料にもなります。
ほうじ茶はカフェインやカテキンが少なく、胃に優しいお茶です。また焙煎することで、香りを最大限に楽しむことができます。
まとめ
以上、お茶の生産量と栽培面積|都道府県別ランキング1位はやっぱり・・・についての紹介でした!
お茶といえば静岡茶というのは間違いありませんでした。
高級なお茶を作っている京都の宇治も有名ですね。