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防災

備蓄水と節水で防災|災害時の水は1日当たりどれくらい必要か?

水が落ちて波紋が出ている画像

ronymichaud / Pixabay

あなたは防災用の『水』を準備していますか?

 

『面倒くさくて準備していない』

『どれくらい用意したらいいかわからない』

 

このように考えて、対応を後回しにしていませんか?そらなら今すぐ準備に取り掛かってください。

 

水は命の源です。

 

水分が不足すると体は脱水状態になります。水分の減った血液は血栓ができやすくなります。災害後にエコノミークラス症候群(足に出来た血栓が肺にとぶ)で亡くなる方は必ずいます。

また、食事を作るには高確率で水が必要です。水のいらない非常食を準備すればいいのですが、100%というわけにはいかないのが現実です。

そして、水は体や環境を衛生的に保つための必須アイテムです。水がなければトイレは流せませんし、入浴もできません。歯を磨くことだって出来ないのです。

水をどれくらい確保しておけばいいのか?どのように確保したらいいのか?具体的な部分がわからなければ、準備のしようがないですね。

今回は水の必要量、確保する方法、節水する方法を徹底的に解説していきます!

災害時の水はどれくらい必要か?

一般的には成人1人当たり、1日に2リットルの水が必要と言われています。しかし、それは飲料としての水です。水の用途は他にも数多くあります。

  1. 水については、1人当たり1日3リットル、計9リットル
  2. 主食については、1人当たり1日3食、計9食
  3. 毛布については、1人当たり1枚

引用:東京都防災HP

東京都防災ホームページでは1人当たり1日3リットル、3日分で9リットルの備蓄を努力義務として呼びかけています。実際のところ、7日分は用意しておいた方が安心です。

 

水の用途

  • 脱水・血栓予防のための生命維持
  • 食事
  • 手洗い
  • 歯磨き
  • 洗髪
  • 洗顔
  • 入浴
  • トイレの排水

 

ざっと書き出してただけで、水にはこれだけの用途があります。もし水が無かったら、これらのことは出来ません。

水を確保する方法

それでは水を確保する方法を紹介ます。

水を汲み置きしておく

最も簡単で、今すぐに準備することができます。汲み置きは清潔なペットボトルの口元いっぱいまで水道水を入れます。

直射日光を避ければ、3日程度は飲料水として利用できます。ただし、浄水器を通すと塩素による消毒効果がなくなるため、毎日汲み替える必要があります。

参考書籍:東京防災

お風呂の水を捨てない

飲料水としては使えませんが、トイレを流す際に利用できます。1回のお湯はりで、浴槽にはだいたい180リットルの水がたまります。

トイレを1回流すのに10リットルの水を使うとしたら、18回分流せる計算です。また、洗濯、消火のための水としても利用できます。

備蓄専用の水を準備する

汲み置きは手軽ですが、頻回に取り換える作業が発生します。普段の生活としては負担が大きいです。

今は災害用の長期保管できる水がありますので、準備してしまうと手間がかかりません。

ウォーターサーバーを設置する

ウォーターサーバーのボトルは、1本あたり8リットルほどの水が入っています。1本あれば3日はしのげるでしょう。

今のウォーターサーバはサーバーレンタル料、メンテナンス料、配送料が無料は当たり前です。普段使いとして利用するのも一つの方法です。

雨水貯水タンクを設置する

設置にひと手間はかかりますが、一度設置してしまえば無料で勝手に水が貯まります。花壇・家庭菜園への水やりなどとしても活用できます。

エコキュートを設置する

エコキュートは電気代の安い夜間にお湯を作っておき、利用するときは水と薄めて適温にするものです。エコキュート自体がタンクの役割をしているので、400リットル近い水を確保することができます。

下部の非常用取水栓にホースをつなげば、タンク内のお湯や水が使えます。飲用はおさけください。(注意)非常用取水栓を使用する際、熱湯・水になる場合があるので注意してご使用ください。シャワーや蛇口からの出湯はできません。

引用:パナソニック

初期投資は高いですが、長期的に考えるとエコで災害時にも役立ちます。

給水車から水をもらってくる

水というのはとても重たいです。給水車から運ぶ際は、タンク・キャリーカートがあると重宝します。また、ペットボトルをリュックに入れて運べば両手がフリーになります。

リュック内にポリ袋2~3枚重ねて敷き、直接水を入れて運ぶ方法もあります。

 

以上、水を確保する方法でした。お風呂の水、雨水貯水タンク、エコキュートがあれば約700リットルの生活用水を確保できます。

トイレだけでも70回は流せますし、洗髪・洗顔・歯磨きなど体を清潔に保つにも十分です。飲料水は別と考えましょう。

水を節約する方法

続いて水を節約する方法を紹介します。

ウェットティッシュで体を拭く

水が使えない時でも、体を全部ふける超大判タイプの濡れタオルです。長期保存可能で5年間は使用できます。どなたでも使用できるように、ノンアルコールタイプです。

水のいらないシャンプーで頭をサラサラにする

頭に付けるだけで、髪がサラサラ・ふわふわになるシャンプーです。元は入院患者向けの需要がありましたが、災害時にも利用できるということで評判になりました。

マウスウォッシュで口を清潔にする

水がない中、口腔内を衛生的に保つにはマウスウォッシュがオススメです。なかでもコンクールFには『グルコン酸クロルヘキシジン』という消毒成分が配合されています。

簡易トイレを使用する

トイレの排水には約10Lの水を使用します。簡易トイレを使用すれば、それだけ節水することが可能です。

 

 

まとめ

以上、備蓄水と節水で防災|災害時の水は1日当たりどれくらい必要か?についての解説でした!

水は1人当たり1日3リットル、3日分で9リットルは用意しておきたいところです。

 

水の確保

  • 水を汲み置きしておく
  • お風呂の水を捨てない
  • 備蓄専用の水を準備する
  • ウォーターサーバーを設置する
  • 雨水貯水タンクを設置する
  • エコキュートを設置する
  • 給水車から水をもらってくる

 

それに加えて、節水が重要となります。

 

水の節水

  • ウェットティッシュで体を拭く
  • 水のいらないシャンプーで頭をサラサラにする
  • マウスウォッシュで口を清潔にする
  • 簡易トイレで水を使わない

 

災害はいつ発生するかわかりません。あなたと家族を守るため、今すぐ行動を起こしましょう。

 

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