健康に良いとされている日本の緑茶。いつ飲むのがいいかご存知ですか?
『お茶といったら食後でしょ』
『休憩時間にホッとしたいね』
このようにお考えでしょうか。せっかく飲むなら、一番効果を得られるタイミングで飲みたいですよね。
それにはお茶の成分、種類、淹れ方の3点を知る必要があります。
今回は、どのお茶をいつ飲むのが効率的か?を紹介します。
お茶の成分と淹れ方
お茶の有効成分は数多くありますが、中でも以下3つの成分に注目が集まっています。
- テアニン:うま味成分、心を落ち着かせる
- カテキン:渋み成分、抗酸化作用
- カフェイン:苦み成分、覚醒作用
この3つの成分をもとに、どのタイミングでお茶を飲むのが良いか考えてみます。
また、お茶の成分はお湯の温度、蒸らし時間によって抽出される量が変わってきます。
簡単に説明しますと・・・
- 高温:カフェインが抽出されやすい
- 低温:テアニンが抽出されやすい
- 蒸らし時間2分まで:テアニンが抽出されやすい
- 蒸らし時間2分以上:カテキンが抽出されやすい
これらのポイント押さえるだけで、効率よくお茶の成分を抽出することができます。
関連記事:緑茶の3大成分|カテキン・テアニン・カフェインの効能・効果
お茶の種類
お茶といっても数多くの種類があります。今回は緑茶に焦点を絞りました。
緑茶の種類は以下の通りです。
- 玉露
- 煎茶
- ほうじ茶
細かく分類するともっとあるのですが、比較的手に入りやすいお茶で考えてみます。
それでは、日常生活のタイミングに合わせたベストなお茶を紹介していきます。
朝におすすめのお茶
寝起きの朝。まだ頭がスッキリしておらず、ぼーっとしています。
そんな時にオススメなのは・・・
煎茶です!
熱いお湯で2分以上蒸らして、カフェインとカテキンをしっかり抽出しましょう。
苦みと渋みの強いお茶を飲めば、朝の寝ぼけた頭がシャキッとします。
胃の弱い方は何か食べてからのほうが良いでしょう。
仕事中におすすめのお茶
仕事をしていると、集中力が切れたり、眠気に襲われたりします。
そんな時にオススメなのは・・・
煎茶です!
朝のお茶と同様に、熱湯で2分以上蒸らしたお茶を飲みましょう。
食前におすすめのお茶
食事を摂る前は空腹状態です。胃に優しいお茶がいいですね。
そんな時にオススメなのは・・・
ほうじ茶です!
ほうじ茶は、番茶などを炒ることで、香りを良くしたお茶です。カフェインやカテキンが少ないので、胃に優しいです。
ほうじ茶は香りが命。熱湯を一気に注いで、蒸らし時間は30秒で淹れてください。
食後におすすめのお茶
食事をとった後は口の中をスッキリさせたいですよね。
そんな時にオススメなのは・・・
ほうじ茶です!
食前にもおすすめしたほうじ茶。香ばしい焙煎の香りが、食後の口に爽やかに広がります。
一休みしたいときにおすすめのお茶
忙しさの合間に、一服したいときもありますよね。
そんな時にオススメなのは・・・
玉露です!
玉露はうま味成分のテアニンが豊富です。テアニンを摂取すると、脳内ではα波が出ます。α波はリラックスしているときに出る脳波です。
60℃くらいのお湯で、2分間蒸らします。お湯の量は30mLと少なくしましょう。うま味を最も効果的に感じることができます。
運動前におすすめのお茶
運動時には最大限の力を発揮したいものです。
そんな時にオススメなのは・・・
煎茶です!
煎茶に含まれるカフェインは、興奮作用があります。スポーツ前に摂取すれば、効果的に作用してくれるでしょう。
お茶の吸収は早いので、運動する30分前に飲みましょう。
淹れ方は熱いお湯で、2分以上の蒸らしてください。
寝る前におすすめのお茶
寝る前にはカフェインを摂りたくないですよね。
そんな時にオススメなのは・・・
ほうじ茶です!
覚醒作用のあるカフェインを摂取すると、睡眠の質に影響が出てしまいます。
ほうじ茶はカフェインやカテキンが少ないので、就寝前にもおすすめのお茶です。
まとめ
以上、お茶を飲むタイミング|種類別の効能・効果で有効成分を効率的に摂取についての紹介でした!
【お茶】といっても、種類、成分、淹れ方によって抽出される成分が全く異なります。
ポイントを押さえて、ベストなタイミングでティータイムを楽しみましょう。