庭や畑にコンポストを設置しておくと、生ごみを捨てることができます。生ごみは微生物のチカラで堆肥になり、畑の肥料になるので一石二鳥です。
ですが・・・コンポストはウジ虫が大量発生することも!
便利なコンポストなのに、テンションが下がりますよね。今回は、コンポストにウジ虫が発生する原因と対策について解説していきます。
コンポストにウジ虫が大量発生!
コンポストのウジ虫大量発生。庭先に置いたコンポストが高速ウジ虫増殖炉になってしまいました(´Д`)
8月頃まで頻繁に攪拌していたので、虫等わかず、良い感じになっていたのですが、
8月末には満タンに近づいたので、生ゴミ投入も攪拌もやめてしまいました。それから一ヶ月放置したところ、堆肥がウジ虫に変身したかのようにウジ虫だらけなのです(泣)
引用:ヤフー知恵袋
コンポストの蓋をあけたら、
ウジ虫のような白い虫が
うじゃうじゃ・・・!
でも、畑の肥料にコンポストの堆肥を
利用したいので、殺虫剤は使いたくありません。
駆除方法を教えて下さい。引用:ヤフー知恵袋
コンポストで大量発生したウジ虫は今後、サナギになり、冬を越すのでしょうか。
先の質問で、コンポストに大量発生したウジ虫の対処方法をお聞きしたのですが、結局、土をかぶせて蓋をして放置するしかできそうもありません。
引用:ヤフー知恵袋
コンポストのウジ虫発生は、多くの人を悩ませているようです。
ウジ虫の2つ原因と4つの対策
それでは、原因と対策につて解説していきます
2つ原因
ハエが侵入して卵を産み付けている
ウジ虫とはハエなどの幼虫のことです。ウジ虫が発生しているという事は、ハエが侵入して卵を産み付けているという事です。
どこかにハエの侵入口がないか、探してみましょう。
コンポストの蓋の裏に、虫よけを貼っておくのも一つの対策です。
堆肥化が進んでいない
コンポストは微生物のチカラを借りて、生ごみを堆肥にする装置です。
なので、微生物の生活環境が整っていなければ堆肥はできません。
微生物にとって、良くない状況になっている可能性があります。
4つ対策
生ごみを小さく刻んでから捨てる
生ごみを大きな塊のまま捨てていませんか?大きな塊では、微生物はその表面にしか付着することはできません。
当然ですが、堆肥化も表面だけです。
残った生ごみは、ウジ虫を発生させる原因となります。生ごみ全体に微生物を付着させるため、細かく切ったほうが効率的です。
水分をしっかり切ってから捨てる
水分の多いモノ、米のとぎ汁を捨てたりしていませんか?水分が多くなりすぎると、通気性が悪くなります。
可能な限り水分を絞ってから、捨てるようにしてください。
攪拌して酸素を供給させる
通気性が悪くなると、慢性的な酸欠状態が発生します。
微生物は、酸素を使って生ごみを分解していきます。
酸素がなければ堆肥化することはなく、生ごみはただ腐るだけです。新鮮な酸素を供給するために、コンポストの中を攪拌させましょう。
石灰を入れてアルカリ性にする
微生物は弱アルカリ性の環境が好みです。
生ごみは酸性なので、石灰を入れるのは合理的です。
ですが、石灰を入れすぎると強アルカリに傾いてしまう場合があります。微生物も死滅してしまうかもしれません。石灰の投入は、すこし難しいところです。
まとめ
以上、コンポストのウジ虫対策|大量発生する原因と4つの解決方法についての紹介でした!
ウジ虫を発生させないためには・・・
- ハエの侵入を防ぐ
- 生ごみを細かくする
- 生ごみの水気を切る
- 攪拌して酸素を送り込む
コンポスト内の環境が良くなると、堆肥化に向けて熱が発生します。その温度は60℃にもなるので、堆肥化が進むとウジ虫は死滅します。
根本的な対策を立てるなら、うじの原因となるハエの侵入を防ぐのが一番良さそうですね。
\ コンポストの蓋に貼るだけ /